乳がん診断された時のことと生検まで

乳がん

最初に医師に言われた時は、極めて冷静に「あ、やっぱそうなのか」と特にショックもなかったのが正直なところです。あとはちょっと嬉しく思っている自分もいた気がします

病理検査(術前): ステージ0、非浸潤がん、各グレード 2 エストロゲン受容体・プロゲステロン受容体 0、HER2 タンパク 1+, Ki-67 (増殖能)-

退職することは、ある日ドンッと背中をおされ突発的なものだったのだけど(今回は乳がん診断された時のおはなしなので、そこはまた後ほど。。。)、退職ギリギリに人間ドックの予約が既に入っていたので、予定通り受けました。元々数年年前から乳腺炎とは言われ、でも特に再検査の必要ないとのことで、機会があったら乳腺科に行ってみようかなという程度に思っていたまま日々が過ぎていました。ちなみに私は独身で、妊娠したことありません。しかし今年に限っては要精密検査との結果が送られてきました

右乳房に石灰化されているものが見え、そのあたりに病変の疑いある部分があるとのことでした。石灰化に関してはそれほど問題ではなく、そのまま様子見の場合もありますが、私の場合は数年前からあり、今年は前年より数が増えた上そのあたりにぼやっと移るものがあり、その部分が問題でした。この時点で、しこり等自覚症状は全く何もありません

今まで基本結果(A、B1、B2、C、D1、D2 6段階評価)はAとB1、B2の極めて健康体ですが、もう10年以上同じ病院で人間ドックを受けています。そこは東京の名前も知られた大きな病院で、病院嫌いの私も毎年検査だけはしっかりする人間でこちらの病院はとても信頼しています。数年前もしっかり良性のものでしたが、腸壁にできた腫瘤を見つけてもらっていたり、本当に小さな変化や異常も見つけてくれます (東京S病院とします)

本院はなかなか予約が入らなかったりするので、取り急ぎ人間ドックの結果を受けたあと直ぐに自宅近くの総合病院(地元A病院とします)予約してみました。そちらも乳がんに関しては名医と言われる方がいるとネットでもありました。

1月30日までは仕事をしていたので、早々抜けることはできず、2月1日に初診。この日はマンモグラフィーとエコーを行い、その後先生(女性)との面談があり、私も「病変の疑い=がんですよね」と伺ったところ「ほぼそうですね」とのことで、「おそらく初期の乳がんだと思われますが、詳しくは組織診が必要です。マンモグラフィーを使った組織診 (マンモトーム生検)をしましょう」とのことでした。穏やかにゆっくり時間をかけて色々説明してくださりました。その予約が入ったのが2月14日。この時はもはや早くちゃんとした診断がもらいたいと思っていました。「乳がんだと思う」じゃなく、「乳がんです」とどちらなのA – はっきりしたことが知りたいと、、、

そしたら今後に向けてどうしていくか考えていけると、、、

ちなみにマンモトーム生検とは、マンモグラフィーをしながらその部位に針を刺し細胞を取り出すので、台数がある病院ではないとそれ人だけでマンモグラフィー部屋を1つしばらく使ってしまうので、通常の検査で使えなくなるということで予約もすぐ入れられるわけではないんですとのことでした。私は胸が大きいわけではないし、マンモグラフィーだけでもそんなに引っ張らないで〜潰さないで〜!と思っていたので、そこに針を刺すってどんな感じ?と思っただけで、私の性格上ドキドキするようなことはなしです

一応この時点のことを妹と弟に報告すると、人間ドックを受けた東京S病院でも診察してもらった方がいいとのことでダメ元で電話すると、2月7日にたまたま診察入りました。🙌

2月7日に行くと、その場でエコーを当てながらの細胞診を行い、翌週2/14結果が出るとのこと。もちろんこの時点では、乳がんでしょうと言われただけで、まだ確定ではありません。細胞診とは局所麻酔をした上で、針を刺し組織を取り出すのですが、麻酔をしているので痛みはないもののホチキスのようなものを使うのでバシッという衝撃に最初はビックリ!3回バシッとやったと思います。私は痛みにも強いし、全く怖がりでもないので、緊張とかも全くありませんでしたが、ただただ予想外の衝撃にビックリ。1発目はえっ?とちょっと笑ってしまいました。ただこちらの病院は大きいのにいつ行っても今までかかったどの医師も看護師さんも丁寧で、よく大きな病院で感じた機械的、事務的な感じは全くありません。

本当に退職していたからこの隙間に入れてもらう予約にも対応でき、スムーズに早く進んでいったともいます。結局仕事をしていると、休みの調整等で後回しになって、悪化させるという話もよく聞きます。そういう意味では、もちろん仕事は大切だし、私も働くことは好きですが、この度の現実問題として私は仕事を辞めていてよかったと思っています

2年前2020年に母を大腸癌で亡くし、叔母も従姉妹も知っている限り4人乳癌に罹り、うち2人はそれで亡くし、他にも叔父、従兄弟を何人も癌で亡くしました。いわゆる母方父方癌が多い家系なのでいつかは来ると前々から思っていたのと、もう早く亡くなった母のところに行きたい思う気持ちがあったので「これで近づいた」というのが、診断された時にちょっと嬉しく思ったという理由です。ここ数年心身ともに疲れていたからでしょうか

大好きな母でした。ここ数年は母娘の立場が逆転してた感じもします。とても可愛い母でした。余命宣告もされ、病院からも自宅治療に切り替えるよう言われ、私もいよいよ介護休暇を取り準備万端にしたのですが、最後は母は再び‘母’の戻り、私に自宅介護をさせることなく亡くなりました。人の世話を焼くのは好きですが、人に世話かけたくないと言っていたので、娘と言えど、迷惑かけると思っていたのだと思います

今でも母を思うと、泣けてきます

おっと、話が逸れてしまいました。「乳がんは今本当になる人が多い病気です」と聞いてはいましたが、どこか他人事にように思っていた気もします。そんな私が、自分がなって改めて思うこともたくさんあります。一つ一つ細かく記しておきたいので、このトピックスに関しては長くなると思います。来週から放射線治療も始まりますし、診断されてからネットで色々見て感じたこと、、、

本当に私は初期で発見してもらいラッキーでした。なので、参考になることも少ないかも知れませんが、私が感じたことをいろいろ綴っていきます。確かにタイミングとか、場所とか色々あるかと思いますが、とりあえず言えることは年1の会社とか学校のでもいいので、まず検査をすることが大切!

 

(次回に続く)

次回はこの後遺伝子検査を受けるまでを書こうと思います

***ここまでのタイムライン***

1月中旬 人間ドック結果で、右乳房要精密検査

2月1日 地元A病院でマンモグラフィー&エコーとマンモトーム生検予約(2月14日)この時点でおそらく初期の乳がんでしょうと言われる(正式な診断ではない)

2月7日 人間ドックを受けた東京S病院での診察が入り、細胞診行う (こちらでももちろん初期の乳がんでしょう)とのこと。細胞診の結果は2月14日。そうなんです!地元A病院のマンモトームを重なっちゃっているのです!さぁ、どうする??

2月14日 地元A病院でのマンモトーム生検予約

2月14日 東京S病院で行った細胞診の結果が出る

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